20代の男2人暮らしの準備において、「いかにして無駄を省くか」というすり合わせ作業が最も時間を要した。家庭内で時間を要する二大工程は、料理と掃除だろう。特に料理は健康に直結する重要な事柄であるため各家庭でも重点を置かざるを得ないだろう。
そこで私たちは家事の二大工程の常識を疑い、様々な生活改善を実現している。
その中でも特筆すべき点の一つである「炊飯器を使用しない」方法を今回の記事内容として皆さまに共有したいと思う。
炊飯器の代用品として、キャンプ用品の定番商品である「トランギアのメスティン」を使用している。
キャンプは最近空前のブームとなっており、「メスティンでご飯は炊けるの?」「飯ごうを買わないといけないの?」というキャンパーの疑問に答えることはもちろん、一人暮らしを検討していて予算をできるだけ削りたいと考えている人々のヒントになれば幸いだ。
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目次(クリックで移動)
なぜ炊飯器を使用しないのか
・部屋のスペースは有限
部屋のスペースは有限である。たとえ広いキッチンだとしても物を置けば狭く感じるし掃除も大変だ。特にチバ・サトーの物件は築年数が古いこともありキッチンは決して広くない。気の利いた棚もなければスペースもない。電子レンジも冷蔵庫の上に置いてある始末だ。
炊飯器は家事を楽にした家電であることに異論はないが、様々な便利グッズが溢れている昨今、その利点も利点でないケースがあると感じた。
なのでまずは炊飯器の利点をまとめて、それをメスティン含めどのようなグッズで補完しているかを説明したい。
・炊飯器の考えられる利点
・保温、予約機能
・時間短縮
・合数を多く炊ける
炊飯器はボタンひとつで炊きあがり時間の予約ができ、米がカピカピになるまで保温が可能だ。また早炊き設定にすれば20~40分程度で炊きあがる。さらに製品によるが10合(1升)炊きのできる炊飯器まである。
このように炊飯器は世間の主婦の家事の時短に貢献していると言っていいだろう。
しかしここでチバが申しあげたいのは、そのメリットをフルに享受できるのは「家族」世帯であって、単身者・2人暮らしにはあまりにもオーバースペックであると感じる。
・おとこ、ふたり暮らしは炊飯器のメリットを享受できない
昼間は仕事先で食事するため朝と夜の2食を家で食べることになる。各々が1日に1合を食べている。そのため1日で必要な合数は2合となる。茶碗一杯分が1杯0.5合ほどだから妥当な合数だろう。つまり2合以上のご飯を炊く効能はチバ・サトーには刺さらない。
また保温についても、炊きあがり後すぐにクレハ キチンとさんにて保存しており必要な時に電子レンジで加熱しているため不要な機能だ。
炊きあがり時間に関しても、メスティンだと火にかける時間15分・蒸らす時間15分の合計30分と炊飯器の早炊きと変わらないスピードで炊くことができる。
予約機能は、夜に1日分のご飯を炊き、1日で消化するという生活スタイルが決まっているため不要だ。
子どもがいる3人以上の家庭の場合は炊飯器のメリットをフルで享受できるが、生活リズムの整った大人2人であれば炊飯器はオーバースペックであり、炊飯器をメスティンに置き換えることで・スペースの確保・洗い物削減(大きさ)・キャンプ技術の向上、が図れ、まさに一石三鳥の効果を得ることができる。
トランギア メスティンの実力
使用しているサイズはMサイズ。
これでご飯2合まで炊くことができる。
・使用方法
研いで水を入れる。水はちょうどいい目印となる線まで入れる。
火をかける。弱火が望ましい。吹き出すのが仕方ない。拭けば良い。
水の吹き出しがなくなるのが火を止める合図。約15分
ひっくり返して15分ほど蒸らす。
完成。めちゃくちゃ美味しい。
メスティンはキャンプの調理器具として利用できるが、米を炊けるという事実を知らない人は意外に多い。わざわざ飯ごうを買い足す必要はない。
ちなみに使用しているガスバーナーは岩谷産業のもの。コンパクトに収納できる。キャンプはいかに荷物を少なくするか(かさばらせないか)が重要となるのでこのサイズになるはありがたい。
まとめ
3人以上の家庭であれば炊飯器のメリットをフルで享受できるが、単身者・2人暮らしであれば炊飯器を使わずとも十分生活できる。さらにデメリットである場所を取る・洗い物が大変という点もカバーできる。
今後機会があれば「炊飯器は必要か」を熟考してみてはいかがだろうか。