大学生の頃に親知らずの抜歯を2回した。
痛いこと、辛いことを避けてきた俺が、唯一真剣に向き合った人生のイベントと言っても過言ではない。痛みもそうだが、食べられない苦しみもあり、「口腔環境がQOLに直結する」と感じた出来事であった。
抜歯以降、俺のオーラル意識の高まりはもはや天井知らずで、基本的なこと(歯磨き・歯間清掃・舌磨き・2ヶ月に1度の歯医者通い)からホームホワイトニングまで、一般成人男性の平均以上の金額と時間を口腔環境に注いできた俺だからこそ伝えられるオーラル対策を余すことなく伝えればと思う。
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目次(クリックで移動)
歯の健康が生活に与える影響
・歯の価値は1本100万円
冒頭でも述べたが、歯の健康、口腔環境が人生の幸福度を決定すると言っても過言ではない。
生命維持のためはもちろんのこと、大事な人と美味しい食事をとることも人生の最も大きい喜びの一つだ。その際に「歯が気になって仕方ない」なんて考えたくもないだろう。
上の言葉は誰が言ったか分からないし、計算のしようもないんだけど、治療のための通院時間、医療費、他人に与える印象、などなど考えるとあながち遠い数字じゃないように感じる。
「一般人も歯が命」
これを「おとこ、ふたり暮らし」の家訓にしたいぐらいだ。
・口腔環境はコミュニケーションにも悪影響
口腔環境は歯の健康だけでなく、口臭にも大きな問題を与える。口臭が臭いと人に与える印象も最悪だ。臭い自体も不快だが、「不衛生」「無頓着」という印象を与えてしまう。
「臭い」というと、中年男性にフォーカスされがちだが、若者も女性も十分注意したい。口臭に関しては年齢は関係なく、口腔環境に大きく依存する。
- 自粛による人との接触の減少
- ソーシャルディスタンス
- マスクする機会の増加
上のような社会的要因から、「口臭への意識が下がった人」、「マスクするから口臭なんて気にしない」と思った人は気を付けたい。
無意識のうちに悪臭をまき散らしてしまっている可能性が大いにあるからだ。
・コロナ禍でオーラルケア意識の向上
①オーラルケアにおける変化
<オーラルケアの意識>
自宅にいる時間が増えたことによるオーラルケアの意識や、お口の状態の変化について質問したところ、56%の人に変化が見られました。その理由としては、「マスクをすることで、自分の口臭が気になるようになった」、「歯医者に気軽に行けない為、歯や口の状態を気にするようになった」、「好きな時間に歯みがきがしやすくなった」、「歯みがきなどのオーラルケアの意識が高まった」と、いずれも自身のオーラルケア意識の高まりが見られました。
2人に1人がオーラルケア意識に変化 会話が減り、間食が増えて、お口のリスク高まる~外出自粛による生活の変化に関する調査~より引用
オーラルケア用品メーカーのサンスターが行った調査によると、コロナ禍で人との接触が減る中で、2人に1人がオーラルケアの意識の高まりが見られたとのこと。
特筆すべきは、マスクをすることでかえって口臭が気になったという点だ。
口臭への意識が高まる人もいる中、普段歯磨きしかしていないのに気づいていない人がいるのならば、悪臭を周囲にまき散らしているのでは?と疑った方がいいかもしれない。
「1日3回の歯磨き」のハードルを下げる商品
・歯磨きは1日3回が理想
周知の事実だと思われるが、歯磨きは1日3回が理想だ。というのも、食べかすと腔内の細菌によって口臭が発生するからだ。細菌は排除できないが、食べかすは歯磨きで落とすことができる。
歯垢(プラーク)も、歯の表面についた食べかすと細菌によって増殖していく。
これが虫歯や歯周病の原因となって口臭にも影響を与える。そしてこの歯垢を放置すると歯石となる。この歯石ももちろん口臭に関係がある。
いかにして食後の食べかすを残さないかが、歯の健康・匂わない口臭を守るかがわかるだろう。
・トラベル用歯ブラシもここまで進化した
1日3回の歯磨きをするためには持ち運べる「トラベル用」が必需品だ。しかし従来の歯ブラシセットだと衛生面など気になることがあったと思う。
ライオンが2020年に新発売したMIGACOT(ミガコット)は
- コップ付き(フタがコップになる)
- 通気性が良い(ケースに通気口がある)
- ケースが自立する(場所を取らない)
などこれまでのトラベル用のマイナスイメージを全て払拭してくれる商品となっている。
・「歯磨き」という選択肢を捨てる選択
歯磨きが1日3回するのが困難な人もいると思う。そういう人は「歯磨きシート」をおススメしたい。
俺はダイソーの歯磨きシートをまとめ買いしている。
100円で10枚入り。最高のコスパ。
またちゃんとしたオーラルケアメーカーの商品が良い人はこちら
花王ピュオーラの歯磨きシート。
ピュオーラは色々なチャレンジがあって面白い。この泡で出てくるハミガキはとにかく楽。舌に乗せるから舌苔の汚れ落としにもなる。
歯間清掃具で世界は変わる
・歯垢除去率60%→90%へ
歯間清掃具を使用者は人口の2割から3割と言われている。これは由々しき事態だ。満員電車での漂う誰かの口臭も、歯間清掃具を使えばほぼほぼ解決するだろう。
それは歯垢除去率が歯磨きのみだと60%に対して、「歯磨き+歯間清掃具」は80%~90%に跳ね上がるためだ。
題名の【1日たった12円で~】はこの歯間清掃具のことである。
口臭予防の歯磨き粉を1日3回使用するより、歯間清掃具を毎日使用する方が明らかに効果が高いはずだ。
さらに歯間清掃具は歯茎も健康的な状態にしてくれる。
使用し始めたころは歯茎から血が出るだろう。しかしそれは歯周ポケットに溜まった不要な血のため大きな痛みが伴わければ全く問題はない。
一週間もすれば血は出なくなり、それが健康な歯茎になった一つの目安となる。
・おススメ商品
さておススメする歯間清掃具だが、デンタルフロスF字型の商品だ。そう言われてもほとんどの方がピンとこないと思われるので説明していく。
歯間清掃具の種類は大きくデンタルフロスと歯間ブラシの2種類だ。
歯間清掃具は、「デンタルフロス」と「歯間ブラシ」に分類される。それぞれ解説していく。
・デンタルフロス
デンタルフロスはさらに、「F字型」「Y字型」「ロールタイプ」と3種類ある。チバがおススメするのは「F字型」「ロールタイプ」だが、
その理由は、「簡単かつ安いから」
「Y字型」のデメリットを挙げていくが、そのデメリットを補完するのが上の2つなんだ。
Y字型は奥歯に使いやすいというメリットはあるものの、それ以外のメリットが見当たらない。それでいてF字型、ロールタイプより割高のためおススメはできない。
ロールタイプは歯医者でよく使用される。慣れが必要な点、ワックスの有無など選定が必要な点など問題点もあるが、最も経済的。
おススメはリーチの商品。定番of定番
チバが最もおススメしたいのはF字型の商品。
小林製薬の糸ようじ
ドラッグストアだと、通常648円で販売されているから税込712円として本数の60本で割ると、1本あたり11.88円。つまり1日12円でできる口臭予防とは糸ようじのことを指している。ネットは店頭以下の価格になっているからそれ以上安いんだが、、
また電動歯ブラシでおなじみのブラウンから出ているフロスは、上の糸ようじより安い価格設定。
さらにブラックハブラシでおなじみのデンタルプロのフロス
一番安いが品質もそれなりだ。
・舌磨き
舌に付着している白い物体、舌苔も口臭の原因になることはオーラルリテラシーが高い人なら周知の事実のはずだ。あまり強く擦ると傷つくため、専用のものを使用されたい。
定番品。意外にすぐ汚れるので複数用意しておきたい。
グミでおなじみのUHA味覚糖のおもしろい商品。舌苔がよく取れて真っ白になる!という商品ではないが、口臭予防には効果てきめん。
・マウスウォッシュ
種類は洗口液と液体歯磨きがあり、洗口液は「歯磨き後」、液体歯磨きは「歯磨き前」と一応分かれているが、メーカーはそこはハッキリと打ち出さない。まあどちらかに限定することで離脱者を出さないようにしたいんだろう。
その中でのおススメはダントツでリステリン。やはり爽快感が違う。
刺激が苦手な人はノンアルコールがいい。
歯医者は痛くなる前に行くところ
歯磨きと歯間清掃で日々のケアは十分だが、それでも取りこぼしはあるから定期的な歯科検診をおススメしたい。
チバは2ヶ月に1度行くが、これは歯石の除去と歯のクリーニングのためで、通常であれば3~6か月に1度でよいとされている。
親知らずの抜歯経験から「歯でこんな辛い思いをするのは嫌」と心底思ったからであり、皆さんにはそんな思いをしてもらいたくない。
重要なのはセルフケアと歯医者でのクリーニングの両輪を回すことだ。
自身の健康と周りへの配慮含めて、ぜひこの記事を参考にしていただければと思う。